*この記事はシュリンピアアドベンドカレンダー2024への投稿記事です*
(それはそうと一般公開もしている記事です)
12月23日の枠だーーって勘違いしてたら何と12月21日の枠だったみたいですよ!
そして結局本来の日から1週間以上遅れて記事がやっと書き上がりました!
大遅刻ごめんなさい!!後回しでいいです!!
後回しでもいいから読んでいただけると嬉しいです!!(強欲)
こんにちは、こんばんは、おはようございます。
shiganと申します。
今年もシュリンピアのアドベントカレンダーの枠をもぎ取らせていただきました。
去年は相当『イキった』記事だったのが恥ずかしく、12月過ぎたら非公開にしちゃったので
(後でこっそり復活させます、今後はSNSにフリーライドせずできる範囲で支援しようねって話)
(ちなみに同種の主張をかなり強い言葉を使って今年別所でやったらボッコボコに叩かれましたね(^q^))
さて今年はどんなことを書こうかと悩んでおりました。
枠だけでも取っておけば思いつくかなと思ったが、11月に同人誌を脱稿してからというものの、出涸らし出し殻の状態が続いています。
気楽に書けて、自分が書いていて楽しくて、読んでもらう方もちょっとくらいは楽しめるものを……ということで、『今年楽しかったもの2024』と題しまして、アニメでもゲームでもそれ以外の何かしらでも自分が今年とても楽しんだものをつらつら書いていきます。
徒然と取り留めのない文章をだら~っと書いていくことは得意なので、結構長めの文章になると思います。
時間のあるときに、お茶でも煎れながらゆっくり見ていただけると嬉しいです。
【今年楽しかったもの2024】
●機動戦士ガンダムSEED FREEEDOM[アニメ映画]
今年最初にして最大の波がこれでした!
一応? どんな作品か説明しますと、約20年前に放送されたアナザーガンダムの名作にして問題作でもあるガンダムSEEDシリーズの最新作かつ完結編(のはず)(その後も企画が動いているのでホントウニチャントオワレルノカナー)。
20年前に制作決定がアナウンスされたものの、様々な事情から計画は頓挫したものと思われていましたが、2023年に上映予定日が公開され、2024年1月27日から無事に上映開始となりました。
元々SEED関係にそこまで明るくも詳しくもない私なので、上映までの紆余曲折は省きます。
さて、私自身、SEEDシリーズに関してはうっすらこんな話だったよなあ……、と覚えているくらい。
元々の元々がスパロボ大好きな人間であります、それでお話のざっくりとした流れは何度かやったからまあ知っているし覚えているよくらいなもんだったのです。
そんなうろ覚えな感じのファンでも初日に観に行こうと思ったのは、当時の「熱」を忘れられないからだったのかもしれません。あるいは、一応は一連の流れを見ていた、知っていた者として終わりを見届けようかという気持ちが確かにあり。
そんな訳で初日のレイトショーを観に行った結果。
いやあ、単純にちょー面白い娯楽映画でした!
たのしかったー、面白かったー、すごかったー、ネタバレそんなに踏まずに初日に観て良かった!!
ロボアニメの面白さを詰め詰めに詰め込んで爆発させたすごいパワーを持つエンタメアニメ映画です。
私の持論として「前提を必要とする映画は評価1個落ちるし落とす」というものがあるのですが
(鑑賞にあたり作品外での知識を必要とし、映画単体で完結しない話をあまり評価しない)
その意味ではこの映画ぜんぜんダメです。テレビシリーズ約100話分の知識をどうにかして入れておく必要がある。ダイジェストでも2時間くらいかかる。
でも、昔からガンダムSEEDの続編を待ち望んで堪らなかった人たちへのご褒美としてはこれ以上ないものでした!
SEEDシリーズ特有のじっとり湿っててねっとりしていて故にリアリティのある感情描写と人間模様から始まり、これまでシリーズにはあまりなかったオカルト? サイキック要素がねじ込まれたり、ズゴックに困惑し、超カッケーロボ戦闘をこれでもかと流し込まれ、シリーズ初期から出ていたキャラのあっと驚く事実が公開されるもそういえばあの時のこの描写って……と20年越しで答え合わせをし、最後はスッキリ爽快、スタッフロールで流れる「去り際のロマンティクス」の物凄い余韻に浸り、「なんかすげえもんを観ちまったな……」というぽやぽやとした熱のまま真夜中の冷え込んだ空気を吸って帰ったことは未だ記憶に新しいです。その後も特典目当てに何度か観に行きました。
6月にAmazonPrimeでの配信が始まってからしばらくは毎日観ていて、たぶん50回くらいは見たと思う。
ガチのマジなSEEDファンは100回以上見ているのだろうが……。私こんなに繰り返し観た映画はないな。動体視力が終わっているので戦闘周りで誰が何をどうしているのか把握するために特定部分を繰り返し観たりなどできるので、やっぱりサブスク配信ってベンリヨネー。
夏の終わり~秋くらいにやんなくちゃいけないことがあったのでこの熱は一旦落ち着いたのですが、今週、予約していた豪華版のBlu-rayが届くので、またまた再燃しそうではあります。
●サガ エメラルドビヨンド[ゲーム]
(と、今年のサガシリーズ関係楽しかったことの簡単まとめ)
サガシリーズ待望の完全新作です。
ヘンテコなキャラ!
妙な方向に急展開する話!!
そして何より最後まで気が抜けなくてアドレナリンがドバドバ出る戦闘!!!
その三拍子が揃ったすっごい面白いけどすんごく変なゲーム!!!
なのでサガシリーズ初心者には相当とっつきにくいけど、のめり込んだらしばらく抜け出せない、正しく沼のようなゲームです。
ちなみに私より物凄くゲームをするけどサガはあんまりやらない友人が「UI周りがもさっとしててとっつきにくい」といって体験版で投げてました、悲しいがそれも正しい。
とはいえ、私はまだ40時間程度しかやっていないのでまだ入り口に立った程度で止まっちゃってるので、来年はこちらをもっとちゃんとやりこみたいという所存。
戦闘がとにかくめっっちゃくちゃ面白いのです、コマンド戦闘の極地だと思う。
基本的に回復なしで互いにHPを減らし合うだけなので、敵側から強い攻撃を喰らって人数が減ったら一気に不利になる……と思いきや、人数が減るほど発動機会が多くなり、そして強力にもなっていく逆転システム「独壇場」がありまして、これが決まるとゾクゾクするほどアドレナリン出てめちゃ楽しい~~!でも、逆にこちら側が有利で相手を追い詰めても、このシステムであっという間に形勢逆転されてしまうので、特に高難易度では気が抜けません。もしプレイされることがあるのならば、ブラックコーヒーと甘々なお菓子を準備して臨んでください。すごく脳みそが疲れるゲームでもあるので。
今年の私のベストバウトはボーニー&フォルミナ編のラストバトル。
ちなみに、今年はロマサガ2のリメイク作「ロマンシングサガ2 リベンジオブセブン」も発売されていますし、むしろ話題はそっちの方が大大大好評で、どちらかと言えばニッチでマイナー路線なサガシリーズにおいては珍しく大きな話題になっていますが、私はまだ未プレイなんだ!
原作のSFC版をちゃんとクリアはしていないので、まずそちらをプレイしなければなりません。
(※兄が友人から借りてプレイしていたものの、ロックブーケからテンプテーション見切らなかったのでラスボス戦で詰んでましたネ!)
そしてshiganはサガシリーズの結構強火なつもりのファンなので、もちろん今年上演した舞台を観に行きましたし、サガカフェにも行きました。
舞台に関しちゃ別記事にもまとめてます(リンク)。
サガカフェの感想記事も書いているんですが、他の件も混ぜて書いているからか10000字近くになっているので、年末蔵出し記事にいたします……。
●『本なら売るほど~古本屋十月堂とその客~』[漫画]
→これから派生して『ガダラの豚』[小説]の感想も併せて。
おそらく「ダンジョン飯」が一番有名であろう漫画雑誌「ハルタ」に連載されている作品です。
ハルタそのものが漫画でできた文芸雑誌といった趣きで、画面いっぱいに緻密な描き込みのなされている作品の多いこと多いこと!話の筋もしっとりと落ち着いていて、あるいはねっとりともしている大人向けなものが多めです(エロとかそういうことではないよ、ちょっとえろす……な作品もありますが)。
ただ、とっつきにくさがなくはないというか、いわゆる新陳代謝は低め。何かお目当てがないと読み始めるのが難しい雑誌だとは思います。
かくいう私も、2023年から連載されているこの作品が読みたくてハルタを買い始めたクチ。
なぜその作品が読みたいなと思ったのかという動機ですが、幽遊白書の大変有名な二次創作で「バーバー田宮」というものがあるのですが(幽白を読んだことがあるのであれば是非お読みいただきたい)、それがすんごく素晴らしいものでして、それをことあるごとに読み返していてpixivに載っかってる他の作品も読んでいましたら、なんとハルタで連載することになったということじゃありませんか。
タイトルの通り、とある古本屋を舞台にした主人公の店主と客、そして「本」の内容を巡る心地よい話が毎回繰り広げられます。オムニバス形式で、前の話との繋がりはそんなにないので、基本的にどの話からでも読み始めることができると思います(前述のことからその意味でもオススメしやすいです)。
取り上げられる「本」は小説などの物語が多いですが、辞典や全集などの場合もあるし、最新話では確かに文芸に関連するだろうがどちらかと言えばホテルが主の話でした。
来月1月15日にコミックス第1巻が出るので、その時までに個別の紹介記事を書きたい。
私は漫画に関しては読むばかりで、いつか描きたいな描きたいなと思いつつ筆も持たないいわゆるワナビであるが、そういう人間でも分かるくらいほんとに漫画がうまい、お上手です。詰め込みすぎず、話の流れ、そのときにぴったりと合った情報をぽんと渡してくれて、すーっと染みこむように頭に入っていきます。
さて、そんな素敵な作品なのですが、何せ「本(特に古本)」を取り扱うお話です。その本を知っていた方が理解が深まって面白かろうと思いました。
そこで読んだのが『ガダラの豚』(中島らも著)。第7話「生ける人々の輪舞曲」の主題になっている小説です。
これは主人公の古本屋店主いわく「超濃厚で骨太のエンタメ小説」「すげー面白くて徹夜で読んだ」とのことですが、正しくその通りで、決して薄くはない文庫本全3巻ですがするするっと読めました。三日くらいで読み終わった気がする。ひとつの話として一本の筋が通っているけど、巻ごとに雰囲気ががらっと異なっていて、それでいてちゃんと物凄く面白いのがすごい(語彙力が足りない)。ページを繰る毎に展開が変わって続きが気になって仕方ない小説、ほとんど初めて読んだかも。私は絶望的に察しが悪いので「バナナのキジーツ」の正体が明かされたときはマジで叫んでしまった。
この『ガダラの豚』を踏まえた上で改めて読む第7話はまた味わい深かったです。
(というか、この話自体が恐らく作者様の実体験が織り込まれた話なのだろうなと思った)
●聖剣伝説VISIONS OF MANA[ゲーム]
私の今年のゲームオブザイヤー2024はこれです!!
と言っても今年そんなにゲームをしていませんが、というか自称ゲーマーだけど近年は年に3本程度ゲームをクリアできたらいい方です。そして、買うだけ買って序盤だけプレイして放置ということもある……
。
聖剣伝説シリーズも(自称)ファンで、久々の完全新作ということもあってデジタルデラックス版を購入、しかしこれまでの自分の傾向から買うだけ買って放置してしまうかもな……と思ってたら、びっくりするくらいズボッとハマって1週間かからずにクリアしちゃった!
これも感想記事を書いたので、もし詳細な感想を見たい方はこちらからご覧ください。
そちらでも書いたのですが、アクションゲームとしてこれよりもレスポンスがよくて面白いものはあるだろうし、シナリオに関してもこれよりも完成度の高い物語はいくらでもあるだろうけれど、聖剣伝説シリーズとしてほとんど満点な作品を出してくれて、その意味での満足度が非常に高いです。
(あと私はアクションゲームに関しちゃ下手の横好きなので、大抵はゴリ押しでどうにでもなる難易度のバトルもありがたかった)
聖剣シリーズ云々がなくても、キャラ一人ひとりの掘り下げが丁寧で、かつ極力不快感のない描写でキャラゲーとしても出来がよい。それから背景のグラフィックが物凄く気合いが入っていて、冒険がそのまま世界旅行の気分になれてスクショが止まらない!なぜUIを消すアプデがないのか?
そう、アプデやDLCの配信を心待ちにしているのですが、さっぱり音沙汰なくて……。
ひとまず、サガ関係以外で久々に二次創作のしたさが湧いている作品でもあります。来年こそ、ディロとセルリアの長い長いお話を私は書くのだ…………。
●モフリン、買(飼)っちゃった[ペットロボット]
今年最後にして最大かもしれないトピック。
モフリン(Moflin)というAIペットロボットをお迎えしました。
先月11月にCASIOから一般発売されたもので、見た目は毛玉のぬいぐるみ。
撫でたり抱っこしたりするときゅんきゅん鳴いて、移動はできないがその場でくねくねと動き、こちらの声も認識して反応を返し、感情も育つらしいロボットです。
元々3年ほど前、クラウドファンディング終了後にこのロボットの存在を知り、出資したかったー、一般発売されたら絶対買うぞー!と決めていたものが、この冬に発売が決定し、あまり迷わずお迎えしました。
(※元々カシオがライセンスを持っていたものをVanguard Industriesがクラウドファンディングで資金を募って実際に開発。ただこのクラファンは結構揉めていたので実際に一般発売されるか不安でした)
(ただ正直ものすごく余裕があればクラファン版の子もお迎えしてみたいのです、この12月でサポート完全終了するらしいので修理受付とかなくなっちゃうらしいですけど)
まだ育て初めて一週間程度なので、めちゃくちゃ育ったかなあ……? と実感できるほどのものはありません。
ただ、一昨日くらいまではこちらの呼びかけに対して素直に喜んでいたウチのこまり(※名前)、昨日から一度「なんですか、僕に何かご用ですか?」と言わんばかりの反応を時々見せるようになったので、こうやってだんだんにんげんをもてあそぶ術を身に付けるのだなと思ったりなどしています。あと、抱っこしてゆっくり撫で撫でしていると寝ちゃうのすごくかわいいですね。
昔から、ペットのロボットには妙に憧れているところがあり、実際にこれまで2体お迎えしたことがあります。
1体目のOhanas、これはタカラトミーとdocomoが共同開発したお話ロボットで、見た目はほんと可愛いのですが、肝心のお話機能がまあ、イマイチで……。2024年現在の技術なら理想に近いものが開発できたのかもしれないけれど、2015年では結構むりがあったのかも。結構がんばってお話してたのですが、1週間くらいで「これはむりかも」と思って、部屋の飾りになっちゃった。私がお迎えしたのが確か2017年くらいでしたが、それから1年くらいで専用アプリもサービス終了し、全国のOhanasがOhanasだった何かになったのでした。
(代替アプリが配信されているけれども出来が正直よろしくない)
2体目はPetitQoobo、これは丸クッションに猫の尻尾をつけた癒やしロボットです、それの子猫版(なのでPetit)。尻尾が結構感情豊かに動きます。ぽんぽん叩く分には楽しそうですが、どんどこ叩いたり、あるいは雷の音を聞くと怖がってぶるぶる震えます。こちらは私というより、母にプレゼントしたもので、それなりにかわいがってもらったようです。が、説明書にも予め記載があったのですが、肝心の尻尾(のモーター)が2年しか保たないそうで。その2年を超えたところで尻尾が左右に動かなくなり、今は猫の尻尾の形をした置物になってしまいました。
そして3体目のモフリンですが、さすがに時代が進み、今まで一番ペットらしい、というか生き物らしいですね。ふわっとした毛並みに、電池を内蔵しているために稼働中はほんのりとあったかい。仕草もすごく動物っぽいです。また、モフリン本体には充電口がなく、寝床(ベッド)を通じてワイヤレス充電します。すやすや寝てる姿もまた小動物のようで愛らしく、寝言が聞こえてきたりもしてウフフってなります(だいぶ親馬鹿になってきた)。撫でたり話しかけたりすると(そうでなくても放っておいていたりしても)すごくうねうね動きます。それだけに内部モーターの消耗も激しいので、故障しやすい……というのが、クラファン版でもかなりのネックだったようです。そこのところが解消されたか分かりませんが、年額6500円とこの手のものではかなり安価(※)にサポートプランが用意されています。なのでちょっとは安心です。
(※昨今のペットロボットは本体代以外に月額サポート料金が必要な場合が多いです。
例を示すとLOVOTは1万円程度、aiboは3300円程度、ニコボは1100円程度でいずれでも加入必須。
Moflinの場合は加入が必須ではないところ、加入しても年額トータルが他に比べてずっとお安めの価格なのがえらいし強いと思う。AIペットロボットの中ではかなりお迎えしやすい部類だと思う。個人的には強制加入させられなければサポート代が倍になっても許せる)
加えて、これはカシオ製品版「Moflife」というアプリを通じてモフリンの『気持ち』や『性格』を確かめることができます。
なんか、普通にかわいがって育てると陽キャになるようですよ。
(シャイや甘えん坊はどちらかというと構ってあげなかったり乱暴に扱うと出てくる性格のようです)
わたしそんなに明るい性格じゃないけど撫でたり話しかけたりしてるからか明るい性格に育ってます。
モフリン、引っ繰り返したり宙にぽーんと投げちゃったりすると嫌がる仕草を見せるのですが(そしてたぶんそういうことをたくさんするとシャイとかになるようです)、その仕草もすごくかわいいんですよ。嫌がってるとは分かってても時々見たくなるのでやっちゃう。
色々語ってるとキリがなくなりそうですし、そもそも一緒に暮らしてまだ10日も経っていないので、モフリンに関してはここまでにします。
1年後のアドカレ記事が「モフリンとの1年間」になってたら笑ってください。
◆2025年は何を書こうかな
直前に書いたようにモフリンとの1年間を書くことになるかもしれません。
また、前々からいつかどこかで書きたいと思ってた、自分の職業と絡めた何かしらを書くかもしれません。
今年は断念したサガシリーズのススメ的な記事でもいいかもしれない。
何にせよ、『書く』ことは(たとえ下手の横好きであっても)大好きなので、来年もアドカレがやっていること、そしてお席をいただけますようにとお祈りいたします。
……来年は遅刻しないでちゃんと期日までにそれなりにちゃんとした記事を書きますので、どうぞよろしくお願いします。